ゲームマーケット大阪2019に出店してきました。サイトを立ち上げて随分と経つのに、相変わらず写真を撮る習慣が身につかず気がつけば撮った写真はたったこれだけです。うーん、習慣を改めねば。
朝の9時ごろに会場であるインテックス大阪の入口前に到着しました。そこでまず目を奪われたのが、開場を待ってらっしゃるお客様のその数!いやはや、「すごいイベントに出店するんだ」と、改めて思いました。
実は私、二両亭かるた。花札製作を始めたのが約9年前なのですが、去年までこの「ゲームマーケット」というイベントがあることを知りませんでした。これ程の凄いイベント。もっと早く知っていれば、花札48枚時分の頃でも参加したかったです。こうしたイベントに関する情報を収集する事は、とても大事だと痛感しました。
昔の泣き言を言っても仕方ないですね。ここは10時開場に備えて店構えをしないといけません。既に開場前から、他の出店者の皆様からの熱気を感じます。皆様がどれほどこのイベントを楽しみにしていたか伺えます。
10時開場!と同時に、入口からは駆け足で雪崩れ込んでくるお客様。あっという間にこの大きな会場が人で埋め尽くされます。正直に言いますと、ここから1時間ほどは、この勢いに萎縮してしまいました。「ここに来る方達は、百戦錬磨の目の肥えたゲーム愛好者。私の花札、通用するのかな・・・」という思いが身体中を巡りました。ゲームマーケットに申し込んだ日から開場まで、ずっとこの日を待ち望んでいてワクワクしていたのに一転、突如として不安に襲われました。
「何も収穫もなく帰るしかないかな・・・」と、気圧されて目が泳いでいたら、「ここは花札?ですか。」とお客様から一言。ハッと驚きはしましたが、花札の遊び方を反射的に説明し始める自分。ここは初辰まいりの出店経験に助けられました。まだ説明し足りないと思う段階でお客様が「ください」と一言。代金を頂き商品をお渡しし終えた事で、気づけば身に纏っていた緊張感が無くなっていました。
これをきっかけに、驚くほど販売は順調になりました。お客様の中には、こちらが何の説明もしていないのに「花札ください」と言って購入される方もいらっしゃいました。試遊スペースも申請して設けていたのですが、こちらの事情で殆ど使うことが出来ませんでしたが、そういったイレギュラーを含めても今回の出店は初参加ながら成功したと思っております。
来場してくださった皆様、花札を購入してくださった皆様そして運営スタッフの皆様、初参加の二両亭かるたを暖かく迎えてくださりありがとうございました!
今こうして振り返って記事を書いていると、自身に起きた一連の「開場前の高揚」、「開場後の緊張」も結局は自分自身の在り方によるものなんだと思います。過大に力量以上の結果を求めようとしたからでしょう。いみじくも、心理的要素が勝負に必要な「花札」というゲームを作っている自分が場に呑まれるとは。まだまだ自分を御しきれていない!これからも精進です!